深層学習(ディープラーニング)という言葉は、聞いたことがありますか?
近年、
人工知能(AI)は、人間が判断などのルールを提示する、記憶させる機械学習だけでなく、
自発的な判断を行う深層学習(ディープラーニング)と呼ばれるものや、
ビッグデータといった大量情報の活用などが進んでいる段階にあり、
今後、さらに活用分野の広がりが考えられております。
そして、もう1つ注目したいものがあります。
それが、ニューラルネットワーク(神経回路網)
ニューラルネットワーク(神経回路網)と呼ばれる神経回路網は、
脳機能に見られるいくつかの特性を計算機上のシミュレーションによって表現することを目指した数学モデルと言われております。
分かりにくいので、ざっくり言い換えますと、人間の脳の仕組みをコンピュータに適用したものです。
人間の脳には、ニューロンと呼ばれる神経細胞があります。
このニューロンは、他のニューロンから信号を受け取ったり、信号を受け渡したりすることによって、情報を処理しています.
人間の大脳には、このニューロンが数100億個あると言われています。
最新のプロセッサとの比較してみると、
現在すでに、数10億以上のトランジスタ(半導体素子)を搭載するプロセッサ(命令を解読・実行する装置)が発売されています。
もちろん、ニューロンとトランジスタでは機能は異なりますが、
情報処理のための基本素子という点では、
最新プロセッサ数、10個で人間の大脳中の全ニューロン数を上回る時代になっているのです。
そして、このニューラルネットワークによる生体の動きを模擬していくことで、
人間味のある、あるいは気配りのできるロボット頭脳へと変わっていけるのではないでしょうか。
人工知能(AI)の得意とする分野を以前、記事にしましたが、
現在、金融やマーケティング、コミュニケーションといった産業や個人の生活に関わる分野では、人工知能(AI)の利活用ニーズが相対的に低いという意見が得られています。